前回、少しだけポートフォリオについてお伝えしました。
ポートフォリオというのは、分散投資を活用するための金融資産の組み合わせのことです。
例えば、金融投資の中でも、国内株式、外国株式、国内債券、外国債券など、いろいろな種類がありますよね？
そして、その中にも無数の銘柄があります。
以前、卵の話をしましたが、どんなに素晴らしい優良企業の株だとしても、その銘柄に一点集中で投資してしまうと、万が一暴落したらもう取り返しがつきません。
そうならないために、卵を複数のカゴに入れる。
金融資産に分散させることでリスクを軽減させるわけです。
そのバランスをどのように組み立てるか。
これがポートフォリオを組む、といいます。
ポートフォリオの組み方は十人十色、千差万別です。
わかりやすく言うと、例えば、今すでに充分な資産があるのなら、少々危険資産の比重を大きくしてもいいかもしれません。
逆に資金的にそこまで余裕がないなら、確実性の高い安全資産を大きくして、中長期目線で資産を増やしていく必要があります。
例えば、100万円を
・危険資産の割合 全体の20%
・安全資産の割合 全体の80％
というように分散したとします。
極端な話、もし仮に危険資産の20万円がすべてなくなったとしても、安全資産の80万円が20万円を生み出してくれたらプラマイゼロですよね？
プラマイゼロとまでいかなくても、できるだけ損失を抑えることができれば、またポートフォリオを組み直して、資産運用プランを再設計することができます。
いや、俺は危険資産を多くして、ハイリターンを狙うんだ！
という人もいるでしょう。
その100万円が本当に無くなってもいいなら構いませんが、何度も言うようにマインドとメンタルの両面がしっかりと身について、ギャンブル的な投資にならないように充分気をつけましょう。
また、あなたがどういうステージにいて、将来的なライフプランをどうするかというのも、ポートフォリオを組む上でとても大切です。
今の資産状況をよく把握して、自分の将来設計についてよく考えておきましょう。
ちなみに、株や債券だけでなく、不動産や貴金属もポートフォリオの中に組み込むことも有効です。
要するに、価値に対する値動きがあるものなら対象になります。
高級腕時計や宝石、絵画などもそうです。
他にも年数が経つにつれ価値が上がるものもあり、アンティークコインやワインも投資対象のひとつとされています。
世界の富裕層は、こういったものにもバランスよく分散し、ポートフォリオを組んでいます。
いろいろ調べて参考にしてみるといいでしょう😊
