二元性の世界

この世界は二元性で成り立っています。

陰と陽
光と闇
善と悪
生と死
白と黒

というように、相対する二つのものがセットになっています。

投資の世界でも同じで、勝つ人がいるから負ける人がいる。

富める人がいるから貧しい人がいる。

この概念をしっかりと頭に入れておきましょう。

例えば、カジノのようなギャンブル。

ポーカーで100万円勝ったとします。

その100万円は、負けた参加者から集めたお金から支払われます。

カジノの資産から払われているわけではないというのは分かりますよね？

だからカジノはあんなにも儲かっているのです。

パチンコもそう、競馬もそう、宝くじもそう。

すべて、参加者から集めたお金から勝った人に支払われているのです。

こういうものを「ゼロサムゲーム」と言います。

ゼロサムゲームとは、参加者が複数いて、それぞれの得点と失点の合計（SUM）が、常にゼロになるゲームのことです。

FXもこのゼロサムゲームになっていて、FX市場に参加している人たちの通貨を取引しているだけなので、誰かが勝てば誰かが負ける仕組みになっています。

特にFXの場合は資金力がある人が圧倒的に有利です。

大きな資金を動かすことによって相場を動かすことができるからです。

機関投資家と呼ばれる保険会社、投資信託、信託銀行などは、顧客から集めた大量な資金を投入することで相場をコントロールすることが可能です。

ですので、個人投資家は社会情勢や相場を読む力を相当勉強して身につけておかないと、いとも簡単に負けてしまうことになります。

個人の資金では相場をコントロールすることなどできませんからね。

FXは勝てない、と言われる理由はここにあります。

とはいえ、稼いでいる個人投資家がいるのも事実です。

そういう人は、「勝つ」ことよりも「負けない」ことを意識して中長期的に投資しています。

投資の3大原則でも話をしましたが、余剰資金を分散しながら中長期目線で投資をする。

この原則に沿って投資することで、負けない投資ができるようになるのです😊

投資の3大原則の記事はこちら