お金と人間性

あなたはお金持ちになりたいですか？

「当たり前だろ」
「誰だってお金持ちになりたいさ」
「お金持ちになって楽な人生を歩みたい」

そりゃそうですよね？

でも、お金持ちって、なってから先が大変なんです。

ちょっと子供の頃を思い出してみてください。

「100万円」という金額、想像もできないくらいの大金でしたよね？

大人になって100万円を手にすることができるようになると、今度は1,000万円が「大金」という価値観に変わり、1,000万円を稼げるように頑張ります。

次にそれがクリアできると、億単位が「大金」になり、その世界に行きたくなります。

要するに人間の欲望には限りがないのです。

もちろん、欲を持つことは悪いことではありません。

うまく自分の欲望をコントロールすることができれば、自分自身の成長にもつながります。

高級車を乗り回したいという欲があるから頑張って稼ごうとするわけですし、ブランドバッグを買おうと思うから、貯金をするわけです。

ですが一方で、欲をコントロールできずに破滅の道を辿ってしまう人もいます。

もっともっとと、際限なく求め続けると本質が見えなくなってしまうわけです。

以前、「投資の本質」という記事を投稿しましたが、やはり何事においても本質を見抜けるかどうかが重要です。

私の周りの人をみると、年収3,000万円を超えてくると人間が変わります。

いい方向に変わってくれればいいのですが、ほとんどが悪い方に変わってしまうんです。

調子に乗っちゃうんですね、、、(^^;

「私は稼げないお前より偉いんだ」
「私のいうことが正しい」
「私のいうこと聞きなさい」

お金を持つと、人間的な本質の部分で人と接するのではなく、お金にものを言わせて人を見下してしまうのです。

「お金＝力」ですからね。

そんな人、たくさん見てきました。

そして、そういう人はほぼ例外なくどん底に落ちます。

なぜかというと、周りから人が離れていくからです。

人間はひとりでは生きていけません。

調子に乗って偉そうな態度でいると、家族、友人、恋人、先輩後輩、上司部下、取引先、お客様、、、すべての人に愛想を尽かされます。

一方、成功する人は、その「力」を周りの人に分配しています。

成功する人は、社会に貢献する気持ちが強くなり、寄付をしたり、事業を拡大することで世の中の役に立とうとします。

要するに、お金を稼ぐということは、自分が社会からお金を集めて、それを社会に再分配しているということなのです。

自分自身の自己満足、権力欲のためだけにお金を稼ぐのではなく、その稼ぐ力を世の中のために使えるかどうか。

その人間性が一番問われるわけです。

私はまだまだお金持ちではありませんが、社会のために稼げる人間になりたいです。